注ぎ口 TEST VIDEO by Y.DESIGN

 

まずティファールの電気ケトルです。
私は使っていて毎日ストレスを感じていました。おそらく私と同じように感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで、毎日のことですから長年の陶磁器デザインの経験を活かして改良案を考えてみました。
注ぎ口用のフタの内側を伝って注ぐ方式です。したがって雫はフタの内側に納まり、注ぎ口からの尻漏れや液だれは発生しません。
このタイプのポットが苦手とする小口のものへの注ぎや、コーヒーの抽出をテストしました。
多少の試行錯誤をした結果、思いの外成功しました。
 尻漏れを気にせず自由自在に注げるようになりました。 →ストレスフリー
 フタの角度により水流の方向性がコントロールされ、満水時の注ぎ出しで失敗することもありません。 →安心安全

 注ぎ口用フタが水量に応じて開閉し、その上尻漏れが出ないので大胆にも繊細にも注げます。 →湯沸かし用・コーヒー抽出用の二役ケトル

 注ぎのクオリティが注ぎ口の形態に依存する度合いが減り、デザインの自由度が増しました。 →新しいデザインの可能性
一般的なフタ付き注ぎ口タイプのものはティファールと似たものでしょうし、フタのないオープンタイプの注ぎ口も完全ではありません。
又、ドリップ用ケトルは注ぎ口が細く、一気に注ぐのには向いていません。

このアイデアは構造がシンプルでデザインも含めていろいろなものへの応用がききそうです。
粘性の高いものでもテストしましたが同様の効果が得られました。
半年ほど試作品を毎日使っていますが、なにより快適です。
製品化して多くの人にその快適さを実感して欲しいと考え、特許申請しました。